精神的な症状は特に苦しみました。
こういった精神的な症状が重くのしかかってくるPMSをPMDD(月経前不快気分障害)と言われ、近年ではうつ病の一種としても認識されています。
- 異常な食欲の増加
月経前になると食欲が異常なまでに増加し、コントロールできなくなっていました。
特にそんな時期によく好んだのがクラッカーで、1人で1箱(25枚)ペロッと平らげてしまい、さらに1日3食、それでもまだまだ食欲が治まらないということがありました。
常に何かを口に含めていたいという口寂しさもありましたが、胃がグルグルするような空腹感で我慢できないことが多くありました。
- 眠気と不眠
月経中に感じる人も多い眠気ですが、わたしの場合は月経前にも強い眠気が起こることがありました。
普段の睡眠時間は６～7時間といっても、PMSの症状が酷かった数年間は安定せず、1日の睡眠時間が3時間の日が続くこともあれば、10時間以上眠ってしまうこともありました。
おそらく他の症状からくる影響もあったかと思います。
このの辺りは解説するほどのことでもないですが、1番苦しめられました。
PMSなど関係なく、誰しもが人生で何度でも経験するものだとは思うのですが、ある日突然、理由もなく無気力になり、それがわけもわからず何日も続くうちに襲い掛かってくるイライラや絶望感。
文字や数字を見ても全く頭に入ってこないし、ただただ泥のように眠っていたい、いやむしろ息をすることすら嫌になってくるような疲労感。
家族からは死なないでと、本気で心配されることもありました。
ふとした衝動で、やってはいけない行動に出る恐れもあるほど、不安定で。
……かと思えば
ある日突然、急に元気になるのです。
それはまるで、立ち込めている雲のすき間からスッとポカポカ温かい太陽の光が差すように。
それも３日も経てば、月経が始まり激痛にもだえ苦しむわけですが。
(わたしは何年もまさかこの自分の不調が月経の周期に関係あると自覚していなかったので、本当に混乱するしかなかったのです)